家の電気の配線を大幅にやり直すので、配電盤近くの天井に点検口をつける。電気屋さんにやってもらってもいいのだが、この程度は自分でやれる。電気は免許が要るがこれはDIYでOK。以外と簡単だが、天井裏のほこりやらなにやらが落ちてくるので、いろいろ防御しながらやろう。脚立上での体制の悪い作業なのでケガをしないように要注意。あと、穴を開けるときに電線などを切らないように十分注意しなければならない。あとは一つ一つ作業を進めればできる。
石膏ボードをカットする回し引きノコは、先の尖った専用品が使いやすい。始めにぐいぐいと突き刺してからノコ引き作業ができる。壁裏センサーも必要。Panasonicの壁裏センサー。金属専用モードで、電線なども概ねわかる。上の穴に鉛筆を差してマークできる。ボードカッターは薄い刃の回し引きノコ。これは折畳みで保管しやすいし使いやすい。
まず穴を空ける位置を決める。天井裏の梁がないところがやりやすいが、今回の穴は60cm角なので、大抵の天井梁は45cm間隔だからどこかには当たる。センサーで探って、一本切るだけで済むところに決めて、定規と鉛筆で線引きする。脚立上で天井向きなのでやりにくい。
決まったら、おもむろにカットし始めるのだが、ここで要注意なのは、電線。ノコで電線まで切ったり傷つけたりしないように注意が必用。センサーで探ると、何となく電線がありそうなところが分かる。カットしながら手の間隔で何かに当たってないかよく注意する。当たってたら刃先だけ使って細かく動かして切る。もちろん梁はこのノコでは切りにくいので、残して別のノコで切る。梁に電線が付いてることもあるので更に要注意だ。
切った。案の定、電線が何本もあり、危ないところだった。切り取った天井は後で使うのできれいに残しておく。切ったら、ネズミの糞やらゴミやらがたくさん落ちてきた。帽子をかぶっていたのでセーフだったが、アイガードとかもあったほうがいいだろう。穴の周りは掃除をしてから次に進む。
天井裏からみるとこんな具合になる。この空けた穴の周囲に角材(4x3cm)を取り付けて、補強し、その角材に点検口のパーツを取り付けることになる。
図の色のついた角材が補強材。隣の梁に届く長めの材料と、その間の材料にした。天井裏には肩から上くらいは入れるが、人がぶら下がる強度はないので、先に角材に木ねじ(コーススレッド)をある程度ねじ込んでおいて天井裏で電機ドライバで固定するとやりやすい。
補強材を取り付けたら、点検口の枠をはめて、ネジ止めする。横方向に補強材にネジ止めする。
フタのパーツに、先に切り取った天井ボードをはめこむのだが、当然そのままの大きさでは入らないので、フタの枠に合わせてカッターナイフで周りを切ってはめこみ、付属のL型パーツで固定する。
できたらフタを天井の枠にとりつけて完成。
配電盤が古過ぎ!2階建ての家で6回路しかないとは... これを最終的には18回路、50Aにした。各部屋のエアコンや、電子レンジ、乾燥機など電力の必用なところを独立したブレーカーとしてもらった。そのためにこの点検口が必用だったのである。屋外の電柱からの引込も整理してもらい、メーターもスマートメーターに切り替わった。
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