庭はそこそこ広いし山だし、憧れの石窯をひとつ造ろうじゃないか!
いろいろな資料を参考にしてみると、やはりドーム型が理想。イメージはこんな感じで、土台部分はブロックで組んで、上に釜を作り込むということになるかな。煙突は要るのかどうか?
色々と考えたけど、ドーム型を結構大変だ。費用もかかるし一度造ったら直すとか難しくなる。そこで基本的には積むだけで造り、実験しながら改良していくことにした。イメージはこんな感じで2段式。炉はBBQ用のコンロを使ってメンテ良くしたい。煙突は使うときだけつける取外し式にしよう。
場所を決めてまず土台から。雑草を抜いて地ならしして枠を立ててコンクリートを入れた。水を足すだけで使えるインスタントコンクリート。ついでに窯の正面を使いやすく、パネルにした。雑草防止の固まる砂で地面を処理してからIKEAのジョイントパネルを敷いたので、当分はすき間から雑草が生えることはないだろう。周囲は芝生にする予定。
サイズを決める。材料は耐火レンガと普通の赤レンガ、軽量ブロックを組み合わせてなるべく安価にする。安いBBQコンロをうまく収めるのと、オーブン部にはセラミックベーキングボード33cm角を使いたいので、いろいろ並べてみながらこんな感じで進めた。
下段の炉部分はBBQコンロを使うので、回りは安い赤レンガで、周囲をブロックで囲む。
上段のオーブン部は耐火レンガ。大きいのは高価だし、いいサイズが無かったので、鉄アングル材をカットしたものに乗せる方式を編み出した。奥側に炉の炎が上がる間を開ける。
uuniベーキングボードを置いてみる。ぴったり。
何とか形になった。オーブンを大きめにしたのはピザだけじゃなくパンとかほかの料理にも使いたいから。
とにかく火入れをしてみる。煙突は実験しながら考える。
実験では、やはりあちこちすき間から煙が出てくる。炎は奥から上段に上るけど、煙が多いのは不完全燃焼か? オーブンの温度もあまり上がらない。
多分上段の空間が大きすぎるのと、燃焼ガスの流れ方がよくない。
一旦全部バラして組み直す。オーブン部は上部を台形にして容量を減らした。鉄アングルをカットして曲げて耐火レンガを斜めに設置。炎通路も天井を斜めにして炎の流れをスムースにしたいが、レンガではうまくできないので、鉄板で天井を作った。問題は上部の周囲に三角のすき間ができるのでここをうまく塞ぎたい。前面の扉も鉄板で作ろう。
三角すき間は耐火セメントで埋めてしまう手もあるが、やり直しできなくなるので、三角の部材をコンクリートで作ってはめただけ。原寸を測ってベニヤとかで型枠を作り、割れ防止に鉄筋も入れた。ほぼ直接火に当たらないので普通のコンクリート。実験なので...
奥の天井はこんな感じ。ボール紙で型をとって作ったのだが、だいぶすき間が空いてしまった。何かで埋めよう。
手前の天井部には煙突をつけるためのソケットを工作。煙突は100mm、その内径にうまくはまるサイズのものを100円ショップで見つけた。底を切って円筒にして、ジグソーで丸く切った鉄板に耐火パテで固定。100円ショップは色々「素材」があって良い。
煙突内にダンパーをセット。煙突効果をコントロール。してみたいので。
なんだかんだで組み上げた「積むだけ薪窯」屋根をつけるので柱を立てる。煙突は取外し式なので上も筒のまま。扉は鉄板と軽カル板で作り、庭で伐採した木の枝で取っ手を付けてみた。
火を焚いてみる。炎が手前に流れてくるのが分かる。奥の斜め天井が効いてるようだ。
300度以上になるので、市販の生ピザを焼いてみた。焼きムラがあるが、美味しく熱々に焼けた。ピザピールが欲しい。
使ったレンガなど。
薪のくべかたとかいろいろ実験して改良していきたい。
製作動画をアップしているのでご参考に。
https://www.youtube.com/watch?v=8WN-ity1L38&t=92s
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